私の病院探しのポイント【妊活編】

妊活

不妊治療をするにあたってまずぶつかるのが病院探しですよね。

私は約4年の治療期間に1度転院し、比較的小さめですが不妊専門の個人病院(以下A病院)と、最後の砦と言われる加藤レディスクリニック(以下KLC)の2つの病院を経験したのですが、私的に重視して良かったポイントなどをまとめましたので、もしよろしければご参考にしてください。

病院探しで重視したポイント

  1. 通院のしやすさ
  2. 治療の種類と病院の実績
  3. 自分の性格と、病院の特徴(医師や看護師、システムなど)が合っているかどうか

少し長くなりますが、上記3つのポイントについて実際に通った病院で説明していきますね

通院のしやすさ

これは働いているかどうかや上の子がいるかどうかなど、治療をする本人の忙しさによっても違うと思います。私の場合フルタイム正社員だったため、仕事と治療を両立するにはこれが一番重要でした。

結果的に家や職場からの近さも重要だったのですが、診察時間が長いことがとても重要なポイントになりました。

A病院

こちらは基本的に医師1人で診ている病院でしたので、日曜日や夏休み、年末年始など休日となっていたのですが、家からも会社からも近く、診察時間も遅くまでやっていたりと比較的私にとっては通いやすい病院でした。

何よりも家から近いということが1番のメリットで、約2年通ったのですが、転院するのに躊躇したのもこの近さで、「これよりも通いやすい病院があるのだろうか…」というところでした。(でも結果的には転院したKLCの方がもっと通いやすかった…)

この病院では高刺激の採卵もしたため通院回数は多かったのですが、半日有休等を使ったりフレックスタイムを利用してそこまで無理することなく通えました。

KLC

言わずと知れた有名クリニックですが、大規模な病院なだけあって診察時間が朝7時半から、そして年中無休という病院です。

家からも会社からもA病院より遠くなるので、「通えるのだろうか…」と最初は躊躇しましたが、結果的にA病院よりもずっと通いやすかったです。

特に朝早くから診察してもらえるのはとても助かり、7時半の予約で通院してその後に出勤するのでも、何とか出社時間に間に合いました。

私の会社はフレックスタイム制を導入していたので、始業時間を少しだけ遅らせたりすることはありましたが、そこまで周りからも浮くことなく通えたと思います。

治療の種類と病院の実績

私は最終的にPGT-Aという検査を経て妊娠に至ったのですが、最初に通院していた病院ではこのPGT-Aを行なっていなかったことが転院をするきっかけになりました。

ただここまでの治療を必要とするかどうかは通院を開始する時点ではわからないですよね…。

なので最初からこのポイントを重視する必要があるかどうかは難しいのですが、「何となく治療がうまく行っていない」「最初の検査の時点で高度な治療が必要と言われた」等がある方はある程度治療の選択肢が多い病院を最初から選んでも良いかも知れないです。

A病院

こちらに通っていた間は不妊検査、人工授精、顕微授精(中刺激・高刺激)、さらにERA検査、子宮内フローラ検査なども行いました。

治療の種類や検査の種類は多い方で、前回ダメだったら次は刺激方を変える等、治療法も柔軟に対応していただけたのですが、PGT-Aには対応していませんでした。

また比較的新しい病院で実績が少ないようで、ネットで検索しても口コミなどは少なく、治療がうまく行っていない時は「ここで本当に大丈夫かな」と少し不安がありました。

KLC

KLCは高度不妊治療しか行なっていないのでこちらでは最初から顕微授精(ただし低刺激のみ)、そしてPGT-A、EMMA検査、ポリープ切除などの治療を行いました。

KLCは実績はあり安心感はあったのですが、採卵方法は一貫して「低刺激」なので、人によって合う合わないはあると思います。低刺激だと採卵数は少なくなるので、人によっては受精卵を得るのにかなり時間がかかってしまったりする場合もあると思います。

またポリープ切除も搔爬手術しか対応していなかったり(私は搔爬手術で取りきれず別の病院で子宮鏡手術になりました)と、よく比較される杉山産婦人科の方が良かったかな…と思ってしまうこともありました。

ただ結果こちらで妊娠に至ったわけで、何より実績が多く、口コミが多く、ネットで検索すると多くの人が「KLCで妊娠した!」と出てくるのでやはり安心感はありました。

自分の性格と、病院の特徴(医師や看護師)が合っているかどうか

妊活を終えてみて、最終的にここはかなり重要だったなと思うポイントです。

これはその人の性格や感じ方がとても重要で、結局口コミというのは人の感じ方なので…、自分の性格をよく考えて本当に病院があっているかどうかを考える必要があるなと思いました。

というのもすぐに治療がうまく行って妊娠してしまえば問題ないのですが、不妊治療って結構ドツボにハマってなかなか抜け出せず、通院がライフワークになってしまうほど頻繁になってしまうんですよね。

本当にしょっちゅう通院する必要があるのに、自分と合わない病院だととても辛いです。そもそも治療自体もメンタルがかなりやられるので。

なので、口コミは参考にして、それを自分に置き換えた場合どう感じるだろうか、というのが重要になると思います。

A病院

KLCに転院してから、「よく考えたらA病院と合ってなかったな」というポイントがいくつもありました。

ここは医師が基本1人なので、治療の経過などを丁寧にみながら次の治療を決めていけるし、言われることが一貫してるところがメリットだと思うのですが(口コミでもそこが良いという口コミが多かった)、私は何となくこちらの先生が苦手で質問もしづらかったんですよね。

さらに毎回診察の後に看護師との面談があったのですが、私は診察の後にすぐに出勤するため早く病院を出たかったのもあり、これはなくても良いなと思ってました。

またそこまで大きい病院ではないので待合室も小さく、いつも患者さんがいるわけではないので、「何だか私だけうまくいっていないんじゃないか…」と段々メンタルが悪い方向に行ってしまいました。

普通に考えると「医師の言っていることが一貫している」「看護師と毎回面談できる」「人もそこまで多くない」ってメリットでしかないんですが、結果的に私には合っていなかったんですよね。(KLCに転院するまでそれに気づけなかった…)

KLC

上記のようにメンタル的にも悪い方向に行っていたので、転院するときも口コミを参考にして探していたのですが、KLCって「医師が塩対応」っていう口コミが多くて何となく躊躇してしまってました。

でも上にも書いた「診療時間の長さ」と「PGT-A対応」が決めてとなって転院に至ったわけですが、私にはとても合ってたんです。

というのもとにかく早く通院を終わらせて出勤したかったので、塩対応で全然良かった(むしろ早く終わらせて!)し、たまーにちょっと感じの悪い医師もいたことはいたのですが複数医師がいるので毎回ではないし、何より物凄くたくさんの患者さんが待合室に溢れかえっていることで、「悩んでるのも辛いのも私1人じゃないんだ」と思えて、私にはプラスに働きました。

ものすごい患者さんの数なのですが、予約はWEBで取れて比較的取りやすかったし、回転も速いのでそこまで待たされることもなかったです。ただ、保険適応になってからはお会計の待ち時間は長くなりました。(今はアプリでお会計もできるようになったそうなので、もしかしたら変わったかもしれません。)

まとめ

距離や診察時時間が無理なく通えるかというのはそもそもそれがダメだと通院・治療ができないので最も重要だと思うし、治療がうまくいかなくなった時にその病院だとできない治療があるというのも後々後悔してしまうポイントになってしまうと思うのでこの2つはとても重要ですが、3つ目の「病院と合うかどうか」はネットの口コミだけでは意外と気づけないところだったりしました。

不妊治療って本当に本当に辛いので、少しでも病院や治療に疑問を感じたりして、他の病院に転院する環境があるのであれば思い切って転院するのは大事かなと思います。

年齢が上がってくるとどんどん焦ってストレスになるし、お金もかかることなので。

私は比較的選べる病院が多い環境で、仕事もフレックスなどある程度融通がきいたので恵まれている方だと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

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